時間

 このところ時間が経つのが早く、もう1月も半ばを過ぎて下旬となり節分まであと2週間、それを過ぎれば春は間近で、あっという間に初夏、真夏となってしまうような、まあそれほどではないにしても時間が早く流れるようになりました。時間の流れる速さは万国共通で、もちろん個人差など無いのですが、感じる速さは人それぞれに遅くなったり早くなったりするから面白いものです。
 そんな時間が、本当に遅くなったり早くなったりすると言ったのはアイン・シュタインですが、日常生活の中では体験出来ないことなのでなかなか信じられません。しかし、人工衛星や超音速飛行機で飛び回っていれば、わずかですが時間のずれが出るといいますから、やはり時間も絶対的ではなく相対的なものなのでしょう。けれど、ガリレオニュートン物理の世界での暮らしに慣れている私達には縁が薄い話でもあります。
 時間を支配することで権力を誇示しようとして、中国やローマなど古代国家の皇帝たちは、元号や暦の制定や作成に神経をとがらせたと言います。そして日本の天皇や歴代幕府の支配階級も中国に習い元号を採用しました。しかし、いまだにこの元号を使っている国はあまり無いのではないでしょうか。西暦との併用使用はいろいろ不便で困ります。一日を24に区切り、一年を12に分けたのはいつ頃からかよく知らないのですが、十進法でない数え方に疑問を持ったり、不都合を感じたりはしません。時間の単位は合理性と普遍性がないと不便なのです。元号はそのどちらも無いのでそろそろ止めにしたら良いと思うのですが、なぜいつまでもこだわるのでしょう。時間の支配を誇示したい人達がいまだに居るのですかねえ。無理ですよ、誰にもどうにも出来ない領域なのですから。

普遍的な睡眠?にこだわるのね 私は。    明日は私 御休みです。