大人げない

 私は、自分で言うのもなんですが、かなり大人げないほうです。いい歳をして困ったものと反省することも無くも無いのですが、これも持って生まれた性分と諦めています。ですから、あちこちにいまだに迷惑をかけていることと思い、やや後ろめたい気分は拭いきれません。
 しかし世の中には上には上が居て、首都の知事閣下は“行かない、招待されても行かない”などとテレビの前で得意げに仰っておりました。北京で開かれる予定の大都市首長の集まりに対しての意思表明らしく、尖閣列島のゴタゴタに絡んだ発言のようです。まあ、あの方は何時ものことですからあまり驚きませんが、それにしてもホントにいい歳こいてみっともないと言うか、子供じみてると言うか、呆れるばかりです。あの人個人が何を言おうがどう考えようが勝手ですが、一応は都民の代表なんですから、その辺りの分別を持って発言していただかないと困りますよね、あれじゃ中国と同じレベルでしょ。それにあちらは国として発言している訳だし、知事閣下は言ってみれば一地方自治体の責任者でしかない訳だし、こんな時こそ自治体レベル、市民レベルでは友好関係に力を注ぐべきであって、売り言葉に買い言葉では大人の世界の仕事は出来ないでしょう。さらに始末の悪いことに、そう言った状況把握があの人には全然出来て無いのです。テレビに出たあの人の顔はそれを如実に示していました。全くあんな年寄りが居るから敬老精神が失われるのです。困った人が知事なんかやっているものです。選んだ人が馬鹿なんでしょうか。何か九州のほうの現職知事閣下が大人げない知事の後釜を狙っているかの噂も聞こえてきますが、あの人も三流お笑いタレント上がりですから同レベルと言えば同レベルなのですが、どうも首都の権威を虚仮にするかのような振る舞いが続きます。

この方は大人げないほうが好感度が高いのです。