2億5千万年後

 つい最近だったと思いますが、テレビで2億5千万年後の地球はどうなっているのか、なんて言うのをやっていました。途中で眠くなり最後まで見なかったのですが、そんな先のことはどうでも良い訳で、またなぜ2億5千万年先なのか結局よく分からないうちに寝てしまったものだから、再放送があったら見てみようかと思い、このところ滅茶苦茶の暑い日が続いているから、自分でも何を書いているのか良く分からず、あと千年もしないうちにヒトは絶滅する、あ、いや、しそうだから、それに私もそんな長生きは出来ないししたくも無いし、再放送があってもきっと見ないなと思っている午後の1時55分なのです。
 「アフター・トエンティーズ・イヤーズ」という短編がディケンズに有ったと思いますが、20年後の再開を約束した二人が、警官と泥棒とになっていたという話だったかと、そして何故か英語の教科書で読んだ記憶があるのです。2億5千万年後の話は、突然そんな事を思い出させてくれました。100年カレンダーの話も思い出しました。ある印刷所が100年間のカレンダーを作り売り出したところ、それを買った何人かが自殺してしまい急きょ販売を取りやめた、という話です。どちらもかなり前のことなので霞の中のようなかすれた記憶でしかないのですが、私が思いを働かせられる時間はその程度のものなのでしょう。2億5千万年という時間の流れは、私にとっては永遠以上で、無限の彼方のそのまた向こうの出来事である様な気がします。
 蛇足ですがその番組の話では、2億5千万年後には地球の大陸はまた一つになっていて、もちろんヒトはもうとっくの昔に絶滅していて、ヒト文明の化石がどうとかこうとか言ってました。その辺りで寝てしまったのですね。「温暖化」なんてふっとんじゃいますね。

3年後でさえこうだから・・・。