趣味を仕事にすると楽しく暮らせると考える人が居ますが、私はその反対ではないかと思います。趣味または道楽などは暮らしと関係ないところにあるから面白く、いくら好きなことでも「ねばならない」状態でするのは辛いものが有ると思います。仕事が趣味というのは別の次元のことでしょう。
私はスモークを作ります。３週間ほど塩漬けにした肉を１日または２日かけてスモークします。チップは桜を使いますが、これも桜の剪定した枝をもらいうけ乾燥させてチップにして使います。肉は市販のものですがブロックを買ってきて塩をすり込み香辛料を合わせ冷蔵庫で寝かせます。それやこれやで約一カ月かけて作るのです。普通市販されているスモークは薫液に漬けて作られます。実際に煙はかけていないことが多いのです。当然香り、風味に違いが出ます。もう１０年ほど前になりますが、ペンションを持っている友人がランチに使うので定期的に作ってくれないかという話になり、ついその気になり夏の間何度か作りました。その時に趣味で作ることと商売は違うと実感したのです。人にもよるでしょうが私の場合は×でした。
趣味が高じて仕事になると言うのもあるようですが、趣味が一つ減ることにつながります。私の場合は一つぐらい減っても一向に困らないのですが、「高じる」ほどに熱中できない悲しさが先に立ち、芸が身を助けるなどと言うめぐりあわせには縁が無さそうです。それと素人芸の域をでないことも一因として有ることは有るのですが・・・。
とにかく暑いのね
