教育テレビ

 言わずと知れた3チャンネルです。テレビが教育と結びついたのはテレビの草創期で、3チャンネルに限らずその頃の最先端の現場に働く人たちの意気込みたるや、今では語り草となるエピソードが山ほど生まれる活気ある職場だったそうです。中でも教育テレビとしての3チャンネルはその後も独自の路線を歩み、外のチャンネルが視聴率競争とお笑いとバラエティに走り、惨憺たる有様になった今でも文化としての片鱗を保ち続けています。
その3チャンネルで「0655」と「2355」という番組が最近始まりました。5分間のショット番組ですがこれが面白いのです。オープニングタイトル、テーマソング、ショートストーリー、エンディングタイトルすべてに上質なエスプリとジョークが溢れています。かつて「ピタゴラスィッチ」などを生んだ局なので、手の込んだユーモアを扱うのはお手の物だと思うのですが、その伝統がいまだに健在であることをアピールして余りあります。youチューブやツイッターの中でもかなり話題となって、テーマソングをフルサイズで聞きたいと言った書き込みが有るようです。私もテーマソングに同時進行されるアニメの踊りを覚えたいと思っています。完全脱力系の何とも言えない味のあるダンスです。
「国営放送」の本流の局はいまいちぱっとしない番組ばかりでうんざりですが、この教育テレビ(いまはEテレと言うのだそうです)の健闘で視聴料も仕方ないかと思います。

私は脱力系  だから明日はお休み