お祭り

 諏訪大社御柱祭で2人ばかり死んでしまったが、その責任の所在があやふやとなっているらしい。あの祭りは毎回死傷者が出るのが恒例でとくに珍しい訳でもないのだろうが、責任問題が話題になったのは珍しいのではないかと思う。まあ特別関心が有る訳でもなく、関係者でもないのですぐ忘れることだろうが、いまどき2人も死んで保証やら刑事責任の問題が曖昧となっているのはなんとも興味深い。
 考えてみれば、好きでやっているのだから保証も責任も自己負担です、で済みそうなものだが死人が出るとそうも行かないのだろう。しかし、御柱と言うくらいだから恐れ多い柱な訳で、それに尻乗りをしたり足で踏んずけたり、或いは罪人よろしく綱をつけて市中を引き回すなんぞはあまり感心できた振る舞いとは言えず、そんなひどい目に有った材木を使って住まいを作られる神様も、「いい加減にしろよ、ったくもう!」ぐらいのことを思っているかもしれない。してみると、今回のことを含めて毎回のように死傷者が出るのは、神様のバチが当たったとも言える訳で、そろそろ反省してもう少し静かにやったほうがいいんじゃないの、と他所ごとながら思う今日この頃なのです。
神の御怒り