米軍基地

 普天間基地の移転がどうも大変なようで、鳩山内閣の命取りになるかのような騒ぎです。私は御幼少のみぎりに横田基地と立川基地の近所に居ましたから米軍基地とは馴染みが深く、米兵の子供と遊んだりもしました。そのころは安保条約などと言うものは知らず、基地が有ることに違和感が少なかったよう記憶しています。むしろ当時の日本では流通していなかったキャンディだとかバーチョコ、コーラなどを口にするたび、アメリカはすごいと思う大平楽な子供でした。まあ子供はいつも大平楽ですが。その後長じて知識も知恵も付き、賢くなって考えれば、なんで他所の国の軍隊があんな広いところを、好き勝手に使っているのか、フェンスを挟んで基地内と基地外では法律も生活も何もかも異なり、ごみごみした建売安普請住宅が並ぶ基地外と、ゆったりすっきり広い家と、映画館も野球場もゴルフコースまである基地内との滅茶苦茶な格差の理由が解かりました。国同士でそのように取り決めたからでした。そして、このあたりの事情は今も基本的に変わっていません。
 普天間基地の移転候補地に取りざたされている所では、反対の集会などが盛んに開かれ大騒ぎです。安保条約を推進している人たちもこれらの集会に関わっているようです。腹いっぱい酒や甘いものを飲み食いし、糖尿病になるのは嫌だと言っている人のようです。これでは相手に、この場合アメリカですが、足元を見られ、さらに思いやりのお手当をふんだくられても仕方ありません。
 今の安保条約は確か一方の当事者が通告することで解消できるんですよね。


しかし無防備だねえ