桜の次は月か、その次は松で最後は桐か、まるで花札のようだ・・・なんてね、正月も近づくことですし、ここは雨で流してなどと昔やった“馬鹿ッ花”のつもりではないのです。2007年に日本が打ち上げた月観測衛星「かぐや」が、月の地平線?から昇る地球を撮影した写真を見ていたら、やはりこの惑星は綺麗なもので、この中でいろんな生物がうごめいていることなんか、とても想像できないほどの超越した存在感を、現地、つまり月の上では思うだろうなあと、そしてよく言われることだけど、地球上で小競り合いをしたり殺しあっている人達みんなを、月にやって地球を見せてやったらもう少し心が広くなって、紛争することも少なくなるのではと、取り留めのないことなどを考えておりました。私も暇ですから。
超越した世界とは180度違って下界のことですが、スタジオ・ジブリで発行している「熱風」という月刊誌があります。フリー雑誌ですから有名書店などには置いてあるものです。その11月号で巻末近くに亀井静香議員との対談(相手はフリージャーナリスト青木 理)が掲載されていました。その中で野党間の協力について「今の選挙制度のことを考えれば、バラバラにやるよりも一緒にやった方がいい・・・、幼稚園生だってわかること・・」なんて言っていました。来年の参議院選挙に向けての野党共闘が、それぞれの党の思惑がらみで進まない状況があり、それらを見越して与党は着々と準備を整えているように思えます。臨時国会召集の要求も一蹴されていますし、野党は少し考えないとまた与党に安定多数を与えることとなるでしょう。「野合だと言われたっていい・・」と亀井氏は言っていますが、その通りだと私も思います。ネットで“戦争法案廃案のための選挙協力を”呼びかけているサイトもありますし、ここはひとつ民主党から共産党までの呉越同舟を見たいものです。