うーうん 夏バテだわね

暑い日が毎日続き、体はともかく頭が夏バテで、安倍首相は中国を名指しであれこれ言いがかりをつけ始めるし、首相の側近補佐官は“法的安定性など問題ではない”とまで言い出すし、もうヤケクソのような日々です。
そんな中で、昨日の朝日朝刊に掲載されていた新国立競技場関連の記事で、デーブ・スペクターさんが東京五輪開催は「大げさをやめ 原点戻ろう」と述べていました。“いまの日本はレガシーなど必要ない、今ある施設を使いこじんまりと洗練された大会を・・”という趣旨の発言です。私はこの意見に大賛成です。今どきオリンピックで国や経済を何とかしようなどと考えるのは時代錯誤の発想です。
私たちの国はこじんまりして洗練された文化を持つ国です。世界に覇を唱えたり強国となったりしないでも十分に暮らしていける知恵と力を持っています。東洋の片隅でひっそりとしかし存在感のある国民として暮らしていける、それで十分だと思うのですが、政権与党や経済界の少なからぬ人たちはそれでは不満なのでしょう。名指しで隣国にいちゃもんをつけたり、立憲政治を根本から否定するような発言をする政府ともども、“身の丈”などと言うことが分からない、後進性の政治経済感覚しか持ち合わせていないようです。

バテタあ