動物園は廃止にしたらどうでしょう。

先日水族館のイルカ購入ルートが問題となって、日本の動物園が世界動物園協会から除名されるかも知れないということが話題となりました。結局日本動物園協会は水族館のイルカ購入については、大地町の追い込み漁で捕獲されたイルカは買わないとの約束をして除名措置からは免れたようです。
このニュースを見ていて思ったのですが、動物園というものは果たして私たちに必要なものなのか、ということでした。動物園がヒトの都合と欲望によってつくられていることはまず間違いないことであると思います。今回のイルカ購入ルート云々による世界動物園協会からのクレームは、一連のクジラ問題、イルカ問題に端を発していると思われますが、動物愛護という思想で考えるなら、世界中の動物園は廃止してしかるべきとも思えますし、イルカの購入先云々どころの話では済まされない、根本的問題が棚上げされているようにも思えます。狭い檻や囲いの中に閉じ込められた動物は、それだけで虐待と言える仕打ちですし、その上に“芸”を仕込んで見世物にするなど言語道断とも言えるものです。
種の保存であるとか生態研究のためにはある程度の動物園が必要という意見もあります。ヒト以外の動物にとってはそんなことは余計なお世話とも思えますが、そういった研究用施設とヒトに飼われた方が動物にとってプラスになると思われる種のみの動物園程度で、私たちヒトは我慢すべきではないでしょうか。小動物で行動範囲も狭く、餌を確保することが下手な種などは対象となる動物といえましょう。毎年殺処分されている犬や猫などをすべて集めて動物園として収容することも一案です。また増えすぎて困ると言われる鹿やイノシシなども良いでしょう。要するに動物にとってその場が居心地の良いところであれば飼育するし、そうでなければ緊急避難場所として収容する施設程度で良いと思うのです。
クジラやイルカの保護を声高に叫ぶ一部の人達もきっと賛成してくれる?と思います。

私も賛成