お花見

世の中に 絶えて桜のなかりせば 春の心は のどけからまし
とまあ、言いたくもなる桜の季節となりました。花の下で車座になり飲んで騒ぐというのはあまりあらまほしいとは言えませんが、のんびりと昼寝などしたらさぞ良いであろうと思うのです。汚い年寄りが桜の下なんぞに寝ていると、行き倒れと間違われるから私はしませんが、気持ちの良い季節にはなりました。しかし、“ハナニアラシノタトエモアルゾ”と言いますから、浮かれているばかりにもいかず、何やらきな臭い昨今ですから“つかの間の平安”なんてことにならぬよう、気を付けたいと思っています。
それにしてもお花見は上の方ばかりではなく下の方にも見所があって、先週はカタクリの群落を見てきました。狭山丘陵の西端に位置する野山北公園というところで、おそらく都内では随一のカタクリの群落地であろうと思われます。今週辺りは桜と両方が見られるでしょうからかなりの賑わいとなるでしょう。狭山丘陵は「トトロ基金」の関係でなじみ深く、この頃はあまり出かけませんが一時期は毎週のように丘陵を歩いていました。蛇足ですが、「トトロ基金」も会員が頭打ちでイマイチの様相を呈しています。是非ともご協力ください。

かたくりの群落


満開の桜