“ドンキホーテ”と言えば安売りの…ではなく、スペインのセルバンテスの名著。頭の少しおかしい妄想癖の老人が風車を相手に戦ったりするあれです。「ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」という少し長い題名の本ですが、あまりに有名なので原作を読んでいない人も多いと思います。私も読んでいません。けれど中身については芝居やダイジェスト、漫画などなどで何度となく目にしていますからあらすじについては知っています。それを今頃になって読み始めたのです。“妄想癖の老人”という共通項に魅かれたこともありますが、チェロ奏者のロストロポーヴィチがリヒャルト・シュトラウスの交響詩「ドン・キホーテ」への思い入れを語っているのを、TVの再放送で見たのが刺激となりました。
シュトラウスの交響詩「ドン・キホーテ」はCDで聴いたこともあり、ホントのところ最初聴いた時には何か良く分からなかったのですが、ロストロポーヴィチの思い入れを聞いた後には少しだけ雰囲気がつかめて、それなら原作を読んでみようとなったのです。かなり長いものなのでのんびりと攻めるつもりです。
夢多き老人の最後の生き様を自分のこれからとダブらせてみようかなどと、やや気障な思いを巡らしています。
また古いのを持ち出したのねえ