萌えいずる春になりにけるかも

何を今さら寝ぼけたことを・・・と言われそうな表題ですが、たしかにあと少しすれば“はしり梅雨”ともなって、5月はすでに初夏の装いの真っ最中とも言えます。けれども東京から北に向かうとまだ桜が咲いているところも多くあり、標高の高いところでは新緑が始まったばかりです。植込みの雪柳はすでに花を散らしていますが、根元にクローバーの緑が鮮やかで、思わず“萌えいずる・・・”とまあ、この辺りでは時季外れとも言える文言が浮かんだというお粗末だったのでした。
昨日に引き続きグダグダと埒もないことを書きつづっておりますが、とにかく店を開くことが肝要な訳で、この際内容はともかく書き連ねることに意義を見出すという、何とも情けない話なのです。
しかし、安倍首相のように自分の信念によく言えば忠実、別の言い方をすればはた迷惑な独りよがり、というのも困りもので、「安保法制懇」の北岡何某とかいう副座長の独善的な話しぶりに象徴される、“何が何でも俺らが正しい”という態度は、まさに“仲良しクラブ”の中でしか通用しない論理を、私たちにも押し付けようとする、幼児性を丸出しにしたとしか言いようのないものなのです。このような独善性と幼児性を併せ持った人達からすれば、私のようなあーでもないこーでもないとグダグダしている者は、まったくロクでもない連中としか思えず、こういった連中の言うことなどに耳を貸す必要はなく、自分たちに賛同する者たちだけを相手にすればよいと考えているのでしょう。
安倍首相同様に大物政治家の孫でもある麻生副総理ともども、“憲法を守っても国民を守れなきゃしょうがねえだろお”などと嘯く政治家を選んだこの国の民度を、今さらながらに恨めしく思うのです。
前半と後半に全くつながりのない話でしたが、これも萌えいずる春の為せる技とご勘弁ください。それにしても、「安保法制懇」のメンバーで安倍首相の師匠とかいう人は、“集団的自衛権の行使は首相が判断すると言うが、その判断に誤りがあった場合は”と言う記者の質問に、“そういう首相を選ぶ国民が悪い”と喝破していました。いやもう恐れ入りました。

まる。