出直してまいります

落語界で“黒門町”といえば故桂文楽師匠で、三遊亭 円生、古今亭 志ん生と並び戦後の落語界を引っ張った名人です。もう亡くなってからかなり経ちます。テレビがまだ一般家庭には珍しい頃、ラジオで放送される寄席中継や落語をよく聞きました。“昭和は良かった”などとは思いませんが、円生、志ん生、そして文楽の3人を聴けたことだけは得をしたと思っています。その文楽師匠が晩年に高座で噺が詰まってしまい、「出直してまいります」とそれきりになったことは有名です。
文楽師匠と並べるなどとのおこがましい考えは毛頭ありませんが、昨日の「アレグロ・・・」は昨年の4月に同じ題名で書いたもので、内容はいくらか違いますがダブっているところもあり、アップしてから気がつくというお粗末で、やはりこれは加齢に伴う例の現象が現れ始めたかと、ゲンナリしている今日この頃なのです。背中や手首の痛みはいつまでも残り、くしゃみは出るし・・・ううううっと思わず漏らす嗚咽の悲しさ。出直してまいります。今週はダメッだったわあ。
PS  来週は休みです
 
 私もおやすみね