量子

西行」の翌日が「量子」とは、まったく脈絡も関連もない、それこそ行き当たりばったの成り行きですが、昨日の新聞に「不確定性原理」の方程式に新たな進展があったとかないとかの記事に触発されて、もう少し正しく記述するならネタ切れで藁にもすがる思いで飛びついたのがこの「量子」なのです。
「量子」または「量子論」などに関しては、今までに何冊かの本を読んで見たところですがほとんど理解不能で、とても私の力の及ぶ範囲でないことはすでに分かっている所です。ですが何か魅かれるものがあり、新聞や雑誌で話題になるとつい首を突っ込み、結局のところ理解不能を再確認することを繰り返すのです。また今度も同じ轍を踏むことになるのでしょうが、2・3日は分からない本をめくることとなります。
でまず何の本を開いたかというと、岩波の理化学事典を久しぶりにめくってみました。この辞書は第5版ですからもう大分前のものとなります。第5版が出た時の特別価格で買ったのですから10年以上前でしょう、すでに内容もかなり訂正部分があると思われます。この辞書は引く単語や用語の説明文が、また更に辞書を引かないと分からないという大変厄介な代物で、もちろん専門家や研究者にはなんてことはないレベルでしょうが、素人には一筋縄ではいかないものなのです。なにせ「不確定性・・・」と言えば量子ですから、「量子」とは何だっけと引いてみました。「ある単位量の整数倍の値しかとらない量について、その単位量を言う。・・・」、大変分かりやすい説明です。余りに分かり易すぎるので次に行きました。「量子化=古典的な物理量を量子論的な量で置き換えること。・・・」、分かり易いですね全く。以下次から次へと分かり易さが連続していますからこの辺で止めますが、とに角、何かの単位の概念のようなものらしいようです。「量子」は英語では「quantum」と言うそうで、文字通り「量」の意味であり、「count」と「quant」は読みが似ているし、計算とか数字に何か共通項があるようにも思えます。
しかし結論から言えば「量子」という概念を掴むまでには至っていません。友人から回ってきた量子力学の本もちょうど手元に有りますから、2日ばかりの無駄な抵抗を試みることにします。


mattaku naniga ryousi yo.