吾日三省我身

 昔、その昔に漢文の授業で習ったものです。「私は日に三度我が身を省みる」との意味であったかと記憶しています。ヒトはみな反省の上に生きているのです。私もこの言葉の意味を噛みしめ、歯ぎしりしております。何を歯ぎしりしているかと言えば、またまた右折禁止で切符を切られてしまったのです。例によってかっとなり、自分の不注意を棚に上げて若い警官に罵詈雑言を浴びせたのですが、冷静になって思えば私も若く無い訳ですし、事故にならずに諭されただけで済んだと、感謝して礼金警察庁に寄付した気持ちで居られる分別を、そろそろ持てないかと自分に歯ぎしりしているのです。すぐかっとなる性向は今後の余生を危うくする原因となります。たかだか7000円ぐらいで腹を立てては恥ずかしいと今朝はしきりに反省しております。そこでタイトルの文言が浮かんだのです。これからは右折など一切せず「右傾化反対」を肝に銘じて生き抜く覚悟です。
 それにつけても今年に入って二回も切符を切られるなんてなんという年でしょうか。私は深い悲しみの中に居るのです。

はっきり言って 馬鹿ね。