春が来ていました。

 二日ぶりに雨が上がったのでいつもの散歩コースに行ってきました。昨日は“春よ来い”と言ったばかりでしたが既に春は来ていました。イヌフグリ、仏の座、姫踊子草、日向みずき、紫花菜、さんしゅゆ、こぶしなどが花を開き、毎年枝いっぱいの実をつける早咲きの桜も咲いていました。地震津波原発とあわただしい一週間で外に出ることも少なかったのですが、もう3月も下旬になっているのだから当然と言えば当然のことでした。
ここで教養の一端を披露して一首
   先走る たるんだ腹の膨らみの 持て余す春になりにけるかも
これは散歩の折に先を走る中年のおばさんの哀れを詠んだ歌で、その時の情景が上手く生き生きと表現された秀歌と言えるでしょう(志貴の皇子さんごめん)。
などと言う戯言はともかく、春は確実に来ています。で、今日は写真も足元の春を特集しました。(平和だなあ)
ついでにもう一首
   地が揺れる 波押し寄せる 炉煙吹く 明日をも知れぬ わが身なるかな
怖いなあ、教養が。


足元の花です。