冬が来た

 いや参りました。急に寒くなって年寄りには堪えます。今年の夏はもうやたら暑く、いつまで経っても涼しくならないと思っていたら、今度は天気が愚づつきだして、からっとした秋空が何処かに行ってしまい、気がつけば急に冬のような天気なって木枯らしが吹き、一月以上も先走った気候になってしまいました。例年だと10月11月は秋空が周期的にやってきて、紅葉やら何やらでたいへん良い気候の季節なのですが、どうも今年はそうは問屋が卸さないようです。
 この国には季節ごとのメリハリというのがかなりはっきり有るので、気持ちの切り替えと言うか、気分転換も季節ごとにやり易いのですが、こう天候が激しいと身体だけでなく気持ちも付いて行くのが大変で、“ちょっと待ってよお、私だって都合あるしい・・”とぼやきたくなるのです。まあ、ぼやいたところで相手にしてくれる訳でも無し、言ったところで返事もしてくれない相手ですから、仕方なしに何やら訳の分からないものを書きながら時間をつぶしてゆくしかないのですが、このところ異常気象が当たり前の気象になってきているようで、給料が下がったり円高で景気がくすぶったりロクな話題の無いご時世に、天候までが追い打ちをかけてきたと思わせる今日この頃なのです。
 しかし考えてみると、毎年毎年決まったように季節がめぐり、決まった時期に雨や風が吹くのはそれはそれで退屈なことでもあり、夏に雪が降ったり冬にも夏日があったりするのは意外性があって面白いかもしれません。ついでにやたら大きい台風や豪雨、雷、竜巻なども変化に富んだ一日を提供してくれる要素でもあります。天候も社会情勢も先行き全く不透明で、何でもありの世の中に突入するのも一興かと、などとお気楽なことを言ってふざけていた時分が懐かしいとしみじみ思わなければならない時が来るのも、やっぱり困りものですが・・・、今日から11月です。

月曜からだれたモノ書かないで まったく。