9.11

2001年、もう大分時間が経ったような気がします。朝起きてTVをつけるとビルに飛行機が突っ込む映像が流されていました。思わず“お!すごい、映画みたい”と言ってしまったように記憶しています。アメリカが急に好戦ムードでいっぱいになり、反テロの旗のもと中東に新たな戦争を起し、おそらく数万人もしくは数十万人が死に、未だにそれは続いています。アメリカは国家的プロジェクトとして戦争を遂行するように運命づけられているかのように、年がら年中世界のあちこちでドンパチやっています。そして大体が失敗していると言う情けない実状なのですが、国民の間からそれらの政策を転換させる流れは起きません。あのノーベル平和賞受賞者オバマ大統領でさえ、決して全世界に派遣している米軍の撤退は言いださないし、アフガンでは兵力の増強まで言っています。アメリカは戦争をすることで、辛うじて国の威信と経済の歯車の運行を保っているらしいことは、なんとなく想像つきます。しかしそれは、あまりに高い犠牲の上に成り立っている、と言わなくてはならないように思います。仮にアメリカが現在派遣中の軍隊を全部引き上げて、国際紛争は国連にすべて任せ、もちろんCIAの余計な活動は止めさせ、軍拡にも消極的になるなら、それらに投資している全ての資金が国内問題の解決に利用できる訳で、たっぷりあまい汁を吸える軍需産業が衰退しても、その穴を補って余りある利益を生み出すことも可能と素人は思うのです。それとも兵器はとてつもなく儲かる商売だから止められない?のかも知れません。
とにかく、他所の国に行ってお為ごかしにドンパチやっても、だれも感謝しないし、余計なお世話と思われるのが関の山で、大体からして9.11の火種はアメリカ自身が蒔いているのだし、国防総省の自作自演なんていうとんでもない話もあるし、そんなバカなことするなら自分の国の補修に手をかけたほうが良いとそろそろ気付く時です。いつも世界一でないと気が済まない国はそうもいかないのですかねえ。まあそんな国に自分の国を守ってもらうと考える首相もいる訳ですから、アメリカは調子に乗るのですが。

こんな写真のせるの 陰謀じゃない・・・。