雨にも風にも

雨にも風にも、夏の暑さも冬の寒さにも折り合いをつけ、話題は無理に作らず、自分の意見を押し付けず、いつもさらりと書きなぐる。一日一回は更新し、土日、祭日は休み、あくせくせずに、北にサイレンが鳴れば行って見物し、南に救急車が来れば何事かと確かめてくる。欲は有り余るほど有るけどじっと隠しそしらぬ顔をする。いつもイライラしてしまう自分に反省はするがすぐ忘れてしまうことにする。一日3食腹8分目を守り、早寝早起き昼寝して、病気もせず、褒められもせず、アクセスカウントは気にかかるけど見て見ないふりをする。そんなブロガーに私はなりたい。
 本歌ほどに歯切れもなにも良くないのですが、一つの目標として掲げてみました。しかしこんなものを掲げたところで“意味は何も有りはしない”ことだけはよく分かっています。「書きたいことを書きたいように書く」、これは「言うは易し、行うは滅茶苦茶難しい」ことを別の言葉で表したもので、素人が簡単にできる芸当では有りません。最近亡くなった井上 ひさしさんは、難しいことを易しく、易しいことを真面目に…とか何とか言ってたようですが、達人がさらりと言うから格好いいんであって、生兵法は通用しません。文章を書く極意は、「そんなものは有りません」と確認することから始まるようです。ただ、毎日書いていればそれなりに読みやすい文章をマネることは出来る、のではないかと希望を繋いでいます。ブログという場が文章を整えてくれる、そんな風に言えるかも知れません。

尾は口ほどにものを言う。