0655 今月の歌

 0655の今月の歌が心にしみます。「のりこえるの歌」と言います。うたっているグループ名がいい。真心ブラザースと言います。既に名前からして心にしみる。歌の感じは吉田 拓郎の全盛期を彷彿させるもので、私たち世代としてはまあ馴染みが深いと言うか、とっつきやすいと言うか、お腹にすとんと落ちてしみるのです。そうしみてばかりいても仕方ないのですが、朝の忙しい時にこれを聞いて元気が出るかと言うと、これが全く出ない。むしろ“会社休んで寝てまえ”ほどのインパクトで、メロディラインはやや脱力系の決して朝向きとは言えません。けれど全編を貫く深い人間性と慈愛の心(そんな大げさなものではないんですが、ちょっと尾ひれをつけて言うと・・・ね)あふれる詩は、同時に流れるアニメと見事に同調して“少しはやってみるか”と思わせるに十分なやさしさが有ります。2355向きとの意見も有りますが、ここはやはり、あえて朝にぶつけた制作担当者の慧眼に賛辞を送るべきでしょう。来月の歌にも期待が高まります。偶然勝ってしまったどこぞのサッカーチームよりはるかに期待が持てると確信しています。

私は脱力系ね、どちらかと言うと。