審議は尽くした?

来週あたりには衆議院での「新安保法制」案審議を打ち切り、強硬に採決を考えている安倍内閣のようですが、何を根拠に審議は尽くされたとするのか理解に苦しみます。何故なら国民の大多数は今回の法案に対して“内容が不明”と感じており、今国会で成立を急ぐべきでないという意見が大勢となっているのです。それをあえて審議時間が100時間を超えるから充分であるとか、いつまでも審議できないからとかいう理由で採決を強行するのは、世論を無視した議会の横暴であり、民主主義を根底から破壊する・・・などと言う批判は、すでに“耳タコ”状態の自民・公明絶対多数与党連合でしょうから、馬耳東風、カエルの面に小便というもの、などとあきらめてはいませんよ私は。
仮に強行採決となれば、国会を連日包囲して安倍内閣を打倒し国会を解散に持ち込み、来たるべき総選挙では自民・公明を叩き落として政権から駆逐する、そのように考えております。しかしまあ私は政治家でもなければフィクサーでもなく、ましてやオルガナイザーでもありませんから、このブログの題名通りの“蕎麦屋の釜”として言うだけのことですが、渋谷などでデモを組織されている学生の皆さんや、国会に毎日のように押し寄せている市井の皆さんの力が、有形無形の圧力となっていくことに大きな期待を持っています。
形ばかりの意味のない「審議時間」に納得など出来ません。

強行採決なんかだめよ