ギャラリー5

 原発事故調査委員会中間報告みたいなものが出ましたが、聞けば聞くほどに今回の事故は人災、それも自ら創った安全神話に胡坐をかいた最悪の結果であったようです。「原子力村」と言われる閉鎖社会のなかで、利権と驕りの渦巻く、科学とは程遠い観念的ベクトルが幅を利かせたツケを、誰が払うのでしょう。当事者たちは反省している素振りは見せていますが、どこか責任を放棄しているようにも見えます。この期に及んでも”料金値上げは権利・・・”とまで言い放つ東電社長の態度は、その辺りを正直に反映しています。まったく・・・・。
          
          みい(紙 水彩)