三十日目

 

 いやあ驚きましたなあ、“自己責任論”。IOCもいよいよとち狂ったとしか思えない、いくらスポーツ馬鹿の選手たちもこれにはねえ、でしょ。私たちの政権お偉方もこの自己責任論が好きですが、IOCほど踏み込んでいないところが“なあなあ”でずっと過ごしてきたヌルさと言うか、やはり世界の興行師の胴元は鋭いです。選手なんか見世物、消耗品、死のうと何しようと自己責任なんですよ、解りやすいですよねこの論理は。イベントで飯を食うにはこのくらいの腹を持っていないと、渡世の荒波はくぐれません、いやあご立派、見上げたものです。クーベルタンは呆れてそっぽを向くかもしれませんが、そこはあなた、ぼったくりのイベント屋ですから、屁の河童、馬耳東風、聞く耳などはありません。

 今日は昨日の引き続きで罵詈雑言を考察つもりでしたが、この“自己責任論”にはまいりました。これでは何を言っても“蛙の面にションベン”でした。もうオリンピックなどという名称は止めにして、“世界スポーツ競技団デストピア”というイベント名で各地を転戦するとよいかと思われます。もちろん自前で資金繰りをして、会場も自分で手配し、切符も売り歩くのです。興行師ですからそのくらいは当たり前、地回りなんかと交友を深めて、その辺りは得意だろうからきっと上手くいくと思います。

 さて、このブログの回数もどうにか30回を迎えました。明日からどうするのかまだ決まりません。この辺りはオリンピックの開催と似ているような別なような気もしますが、こちらはどこにも迷惑も影響もないので気楽なものです。明日になって考えればよいのですから。自分に向かって喋っているつもりで文章を作ってきましたが、まあまあ時間つぶしにはなりました。